文部省唱歌「故郷」
誰でも知っている懐かしい曲です。
1.兎追ひし彼の山
小鮒釣りし彼の川
夢は今も巡りて忘れ難き故郷
2.如何にいます父母
恙(つつが)無しや友がき
雨に風につけても
思ひ出づる故郷
3.志を果たして
いつの日にか歸らん
山は青き故郷
水は清き故郷
ホリスティック医学を提唱されている帯津良一先生が「ピンピン、コロリ」に書いています。必要以上の延命処置をせずに亡くなった患者は菩薩のように“いい顔”になる!
その理由は患者が死んでから行く故郷にあり、その故郷とは命を授けてくれた両親であると言うのです。
帯津良一先生がその菩薩のような患者の死顔を見て思い起こしたのが、文部省唱歌の「故郷」の三番の歌詞….
死は終わりではなく、故郷に帰る出発点であると。
なるほど、四苦、生・老・病・死を経ても故郷に帰るのであればお終いではありません。子どもの頃に歌った「故郷」は子どもにそのことを教えてくれていたのですね。
私はこの歳で気付きました。
四苦は故郷を通じて回っていくのだと。
<Happy Ending カード No.A-6 先祖への感謝>
墓参りは、過去と自分の今に対する感謝だけではなく、自分もそのうち故郷である両親、先祖のもとへ行くことを前提としたお付き合いでもあるのです。